筆記具の世界には、「書く道具」を超えて「持つことで気持ちが整う道具」があります。
今回レビューするカランダッシュのエクリドール ボールペンはまさにそんな1本。
高級感と書き心地、そして何よりも「物としての美しさ」に惚れました。
この記事では、実際に3年ほど使ってみた所感を正直にお伝えしていきます。
カランダッシュ エクリドールとは?
カランダッシュはスイス・ジュネーブ発祥の老舗筆記具ブランド。
中でも「エクリドール」シリーズは、六角軸の金属ボディと細部まで計算された彫刻模様で人気を集めています。
金属軸の滑らかな輝きと精緻な彫刻が施された軸は、小ぶりながらも重厚感を感じます。

装飾・パラジウムメッキの魅力
私は「レトロ」柄を選びましたが、他にも様々なパターンが用意されており、あらかじめ名入れ部分のスペースを開けてくれている親切さもにも驚かされます。
また、ボディ全体に施された「パラジウムメッキ」は上質な輝きで手元をラグジュアリーに飾ってくれます。

使用感(書き味・重さ・バランス)
筆記具は見た目だけでなく、書き心地が命。
エクリドールは、以下の点でとても好印象でした。
- 金属軸のため少し重め(約27g)ですが、ペンの重心がほぼ中心にあり、疲れにくいバランスを維持できる。
- 油性インク特有の「書いてる感」はしっかりあり、尚且つ適度に滑る絶妙な書き味。
- ノック部分がほぼ無音でクリック感がなく、静かな場所でも音を気にしなくて良い。(会議などでも大活躍!)
ちなみに、芯は専用の「Goliath(ゴリアット)」というカランダッシュ独自の芯。
これは、スイス・ジュネーブの自社工場にて開発・製造されており、100%スイスメイドのボールペン芯カートリッジなのです。(なんとも贅沢な仕様!!)
最後の一滴まで使い切ることができるようデザインされ、インクものびやかでボタつきが少なく、1本で8kmもの線を書けるとされる大容量タイプ。価格は1本1800円ほどと高価ですが大容量のためコスパ面でも悪くはありません。
ビジネスにも使える?
実際に仕事でも使っていますが、
全長約12mmでカッターシャツの胸ポケットにクリップで止めて収まるサイズ感。
パラジウムの落ち着いた輝きが派手すぎず上品に手元を彩ってくれるラグジュアリー感。
頼れる仕事の相棒として申し分ないと感じました。
替芯やメンテナンスについて
エクリドールは替芯交換も簡単。
ノック部分を回して引き抜き、新しいゴリアット芯を差し込むだけです。
互換芯は少ないですが、純正芯の品質が高いので不満はありません。
インクの太さとカラーラインナップは以下の通りです。
- インク太さ
F・M・L - カラー
ブラック、レッド、ブルー、グリーン、ターコイズ、バイオレット

まとめ
エクリドール レトロは、単なる「書くための道具」を超えた存在です。
特に気に入ったポイントを以下にまとめました。
- パラジウムメッキの上質な質感と模様の美しさは圧倒的で、適度に自重があることも含め所有欲を満たされる。
- ゴリアットインクによる適度な摩擦感と滑らかな書き味は、書くことそのものを楽しませてくれる。
- 3年使った今でも傷やメッキの剥げはほとんどなく、耐久性に優れ、永く愛用できる。
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ちょっと良いボールペンが欲しくなった、仕事でも使え、さりげなく上質なアイテムを使用してオシャレ度をアップしたい、長く愛用できる1本を探している人にとって、間違いなくお勧めできるペンです。
この奥ゆかしい輝きの魅力を、ぜひ手に取って感じてみてください。