現在は手放してしまっていますが、所有時の所感をまとめました。
エントリーモデルのミラーレス一眼の購入で悩んでいる方の助けになれば幸いです。
ファインダーレスのAPS-Cエントリーモデルで2022年8月に発売されました。
コンパクトでありながら、写真だけでなくvlog等動画撮影にも適した機能を有しています。
ざっくりスペック
- センサーサイズ:APS-C
- 有効画素数:2088万画素
- 液晶画面:バリアングル式タッチパネル
- 動画撮影:フルHD1080/120p・4K UHD 30p
- 質量:約405g
外観レビュー
モード切替えダイヤルはモダンな印象で、切替え時のクリック感も強く質実剛健な感じがあります。
また、各種ボタンもしっかりとしており、非常に質感が高い印象です。
アクセサリーシューはありますが対応した外付けEVFはありません。
液晶画面で写真を撮ることに慣れたスマホユーザーをターゲットにしている感じでしょうか。
また、vlog向けとのことで上部にステレオマイクが搭載されており、外部マイクを使用せずとも音質の良い動画が撮れる仕様になっています。お手軽。
ちなみに、屋外撮影時の風切音防止のための専用のウィンドマフがSmallRigから発売されています。
細かい点ですが、左側のストラップホール付近に角度がついており、縦持ちした際に手に馴染みます。
それからグリップが深くてしっかりとカメラを固定できる。
小型カメラは、その小ささと引き換えにホールド感が犠牲になっていることが多いのでこれはよい。
それから個人的に一番重宝しているのはUSB-C対応ということ。
しかも撮影しながらの給電も可能!
最近のカメラは対応している機種が多いですが、これは必須級ですね。
ニコンらしい質実剛健で道具感のある雰囲気は好みです。
お馴染みの赤いラインもさりげなく。
上の写真で装着しているレンズは「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」です。
沈胴式と言われる方式で、画角数値のところまで回転させレンズを繰出してから撮影するタイプです。
キットレンズなのに解像度・表現力が高く、しかも小さい優秀な標準ズームレンズ。
ちなみに、望遠レンズ「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」を装着するとこんな感じです。
ズームMAX時。
Z30のボディにはアンバランスに見えますが、Z30自体の描写性能も高く、
良い絵を吐き出してくれます。
作 例
いかがでしょうか?
全て撮って出しですが、綿密な描写と実直な色合いはさすがNikonといったところです。
正直Z30はこのレンズさえあれば良いのではと思うくらい。
それからシャッター音がとても心地良く響き、どんどん撮りたくなります。
ちなみに写真を撮り忘れましたが、バリアングル液晶搭載のため、低い位置から撮影する際等の
画面確認や自撮りに重宝します。
気になる点
①屋外晴天下では画面が見えづらい
ファインダーレスのため、撮影時はディスプレイに依存することになりますが天気の良い日は見えづらいこともありました。Z30に限ってのことではありませんが。
②AFがやや遅く感じる
キャノンのEOSやソニーのαシリーズを使用したこともあり、それらと比較するとやや遅い。
ただ、精度は良好に感じましたし比較対象が高速AFを得意としているメーカーなため
少し酷かもしれません。
実際に使用した経験から、子供の撮影くらいでは何の問題もないです。
まとめ Z30がおすすめな人
- 街中でのスナップや旅行のお供・・・ファインダーレスで圧迫感が少ない
- 小さな子供の成長記録に写真・動画を撮影したい人・・・バリアングル液晶で撮影しやすい
- 写真も撮るけれどvlog撮影もやってみたい人・・・本体内蔵マイクでも高音質に撮影可能
- Nikonの素直な描写が好きな人・・・描写性能が非常に高く、綿密で自然な色味
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